Dr. Chloeのロサンゼルスに恋をして。第二章

歯科医師としてロサンゼルス滞在中。生活の中でポロリと出た独り言を呟きます。

トラベラーズチェック

今回は留学準備編です。

 

まず、最初の最初、入学試験の願書を出すときのことです。

なじみのない、エッセイ文や、なんでこんなこと聞くんだ?と思うような犯罪歴を書く欄、そんなことより最も大変だったのは、そう、受験料の支払い。

 

願書の説明書には、

「受験料はトラベラーズチェックか、US bankから発行された小切手で支払する事」

と書いてある。

 

ちょっと待て、そもそもトラベラーズチェックってそれを買ったときに自分のサインをしておいて、使うときにもう一度サインすれば、使用可能になるんだよね?!

願書にTC入れちゃったら、だれがサインするわけ??

わからん。

 

仕方ないのでLAの大学の学生課にメール。カウンターサイン(先に2か所にサイン)をしておけばいいのか?と。

オーイエス!!

的なあっさりした、ほんとかよ、だったらそのまま手にした人が使えるんだから現金で送っても同じじゃないか!

と思いながらも、

 まあでも、とりあえずアメリカの銀行口座なんて持ってないし、トラベラーズチェック(TC)買いに行くか!てか、郵便局から願書を送るときにTCをその場で買って入れてから送ればいいじゃーん!と軽ーく考えておりました。

 

やっとこさできた書類を大事に胸に抱え、チャリンコ飛ばして郵便局へ。

「すみませーん、TCくださーい!!」

係りの人は、少し困った顔をした後に、うちでは扱いがないので、本局に聞いてみますね、と。ガーン、今日郵送しようと思ってたのに。。。

本局からの返答は…NO!! どうやら郵便局でTCの取り扱いはないらしい…。

 

その日はもう3時を過ぎていたので、翌日銀行行くか。

 

次の日、まずは最寄りのU銀行。

係りの人、「本店に問い合わせます。」

またかーい!!

 

しばらくして帰ってきた答えは3つ隣の駅の支店なら外貨取引もやっているの取り扱いがあるかもしれません。電話で一応確認してから言ってください。とのこと。

なんじゃそりゃ!かも、ってなんじゃそりゃ!!

 

電話してわざわざ電車にのるのも面倒なので、愛車(ちゃり)を飛ばして3分くらいのところにあるM銀行とMS銀行にも行ってみよう。

 

…どちらでも同じような反応。。。

はあ。どうなってんの、TC...。規模が縮小したのは知ってたけど、ここまでたらいまわしにされるとは。

 

仕方がないので、取り扱っているかもしれない、とういう支店に電話をすることに。私の愛車にまたがりながらの電話は如月真っ只中の今はちと寒いので、目の前にあったミスドでドーナッツほおばりながら電話をにぎる。

 

そこで対応してくれた 外貨為替取扱のお姉さんは恐ろしいことを教えてくれる。

こちらではTCは取り扱いが終了しております。

 

えー!!どれならどこなら手に入るのよ!?と食い下がると、残念ながら日本全国で販売は終了している、との答えが。まじか。

ありがとうございました、とお礼を言って電話を切ったものの、お姉さんの言葉が信じられず、ケータイで各銀行のサイトでTCについての記述をチェック。(てゆーか、最初にこれしろよ、私。)

お姉さん、疑ってごめんなさい。

どうやら、数年前に日本では本当に一切のTCの販売を中止したみたいです。

(*すでに持っているTCの換金は可能ですのでご安心を!!)

 

なんで、ここまでたらい回しになる前にだれか、この事実を教えてくれなかったのか!?(情報収集不足なだけ)

まったく。

てゆーか、どうしよう…

どうやらUSbankなるものは日本に支店がないようだし。

仕方ないので、再びLAの大学学生課にメールを。

 

すると、ふたたびあっさりしたメールが。

「じゃあ、日本の銀行の小切手でいーよー。」

と。

おーい、私の苦労はいったい…。

 

ということで無事に日本の銀行で小切手(海外郵送小切手)をゲットし、願書を郵送しました。

 

はあ。こんなしょっぱなからつまずくとは思ってなかった。

先が 思いやられまする…

 

 

みなさま、覚えておいてください!

 

日本では現在トラベラーズチェックの販売は一切終了しておりますゆえ、私のように探し回らないでください!!そんなん知ってるわ!!って人も多いとは思いますが、実際銀行や郵便局の方々も知らなかったため、今回の事態が生じていることを思うとまだあまり知られていないのかも??

 

ではみなさん、

Have a good day...