Dr. Chloeのロサンゼルスに恋をして。第二章

歯科医師としてロサンゼルス滞在中。生活の中でポロリと出た独り言を呟きます。

ネイティブは外国人の英語を理解しない?

こんにちは!

 

前から思ってた事があるのですが、外国人の私が何か変な発音をした時に、理解してくれないのは大体ネイティブスピーカーだなぁって。

 

逆に、一緒にネイティブの友達と買い物行ったりして、店員さんが何言ってるかわからん!って友達が言うとき、外国人である私にとっては、アクセントは確かにあったけど別にそんなに問題なかったけど...??ってこと、良くあるんですよね。

 

最初の頃は特定の地域のアクセントがとっても難しくて、外国人の私にはちょっと難易度高い、とうしよ、、、と思ってました。

 

それがいつの間にか、ネイティブの友人よりも私の方がリスニングできてたりすることもあって。

 

一体なぜ、ネイティブは理解してくれないのか。多分、2つのパターンがあると思うんですよね。

 

 

その1. 音のあり方が完全に染み付いているため、それ以外の音をそれとして認識しない。

 

これが一番大きい気がします。例えば、ほんのすこーしの音の違いを理解してくれない指導医がいて。

例えばchangeっていう単語。発音記号でいうとtʃeɪndʒ。日本語の癖で最初はtʃendʒと発音していました。チェンジって感じ。しかし、通じない。チェィンジって、ィの音が入らないと、それと認識してくれない。 

 

またはbathtubという単語。tubの部分をtʌb でって言う代わりにtæbと発音してしまったせいで理解してもらえず、お湯を入れて体を温めるバスルームのおけ、と説明しなければならなかった。

ちなみに日本語表示するとどっちもタブにしかならないんだけどね。

 

通じないたびにいちいち単語を調べて、何がダメだったのかを学ぶのは私にとってはいい訓練ですが、さすがに、それくらい理解してくれよ、と言いたくなる時もある。

 

 

 

その2. そもそも理解する気がない

 

たまにいます、こういうパターン。

アメリカ人の友達にこの話を振ったら、彼曰く、それはね、多分理解しようとしてないからだよね。君が言ってることはほぼ理解してるとおもってるけど、それは理解しようと思って聞いてるからね。との回答。

 

ミシガン大学の研究で"あ〜あ症候群"っていう症候群があるとのこと。

学期始めにクラスをとった学生が最初の授業でアクセントのある教授が担当である、とわかった瞬間、あ〜あ、といって次から授業に来るのをやめる、という症候群だそう。実際最後までクラスをとった学生に聞くと、教授とのコミュニケーションに関しては何の問題もなかった、とのこと。

つまり、そのアクセントに関わりたくない、理解する気がそもそもない、という人がかなりいる、という話です。

 

これは悲しい話だけど、実際アメリカはまだいい方だと思う。日本のような閉鎖的な国は、少しでもアクセントがあると一瞬で中傷やからかいの対象になりますよね。。。それを思うと、この話も納得。

テレビでだって、ちょっと噛んだだけでもそう突っ込みが入ってますよね。個人的には、なんで噛むのがダメなのか、面白いのかよくわからないのだけど…。

 

 

不思議なことに、アメリカ国内で個人的な経験談では外国人同士ではミスコミュニケーションって起こりづらい。もちろん、流暢に話せない、単語数が少ない、というレベルであれば話は別ですが、アクセントのせいでコミュニケーションに支障が出ることはそんなにない気がするのです。

 

おそらく、もっとオープンマインドなのでしょう。この音はこうであるべき、ということが少ない上に、自分もアクセントがあるため、まわりのアクセントを忌み嫌わない。

 

これはアメリカに来るまでは知らなかった事実でした。

 

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週に一度は回って来るプレゼンはスライド制作時間と同じくらい、私は読みの練習に時間をかけます。なぜなら、単語1つ1つの発音をチェックするから。人前で発表するとなると、丁寧に話すのでいい訓練になります。新しい発見もあります。え、この単語こんなんだったの?完全に間違えて言ってたわー!とかね。

 

最近は耳が前よりも慣れてきて、自分が言いにくい音って大体間違った発音をしている、と分かるようになりました。聞いてる音と言ってる音が違うから、言葉を発している最中に違和感。

自分が発している音に違和感を感じたらすかさず辞書で発音記号を調べるようにしています。

こういう発見、ひとつひとつ成長してる感が好き。笑

 

 

ではでは

Have a beautiful day!!