整形するならどこをしたい?アメリカ人の回答。
こんにちは
この間、ヒアルロン酸注射を顎関節に打った患者さんの後に、時間が空いたので診療室にてガールズトークをしていた時のこと。
この残ったヒアルロン酸さ、自分の顔に打つならどこに打ちたい?
(実際は顎関節に打つヒアルロン酸と整形用のヒアルロン酸が分子量がかなり違うサラサラなヒアルロン酸なのですが、まあ細かいことは抜きにして…)
と言う話になりました。
私は、うーん、鼻かな?鼻根をシュッとさせたいかも。
インド系アメリカ人の彼女は
えー、私は鼻が一番削りたいところだよ。
私なら頬に入れたい!
と。
え、頬??!!
なにそれ、頬に入れるとか初めて聞いたんだけど、どうゆうこと?
てゆーか私は頬が出っ張ってるのが結構気になってるけど…。
と聞くと、ええ!頬が高くなると若く見えるんだよ!
ほら!
と写真を見せてくる。
1枚目は若干のほうれい線でビフォアアフターが誤魔化されているような気もするけど、まあ、納得かな。
えー、考えたことなかった…
アジア人の特徴の一つに、high cheek boneがあげられることがあります。
モンゴリアンの特徴ですね。
今まで、それがアジア人の特徴だなんて考えたこともなかったんですが、アメリカに来てから、アジア人を表す言葉、として使われているのを何度か耳にしました。
友人との会話の中で、初めてその話題になった時。
私:「ねえねえ、あの人、どこの出身かな?」
ヨーロッパ系友人:「うーん、頬骨高いからアジア人だよね、きっと。」
私:「?!?!」
みたいな。笑
ヒアルロン酸の話になった時も、私と友人の欲しいところが全く逆で驚きました。
私は鼻を高くして、頬は削りたいとまでは思ってなかったけど笑った時に、にゅって出てくるのが少し気になっていた、
友人は鼻を低くして頬を高くしたい。
しかし、やっぱり「頬」について疑問が残ったので少し考えてみる。
色々画像を検索しているうちに気がついたこと。
それは、私の頬ような顔をまるく見せるような頬骨を求めている訳ではない、と言うこと。(ちっ。なーんだ。羨ましいって言われたのかと思ったのに)
参考画像:笑うと顔が丸くなる、の図。
欧米人が求めているのは、アンジェリーナジョリーのような胸骨。
まさに、High cheek bone. 頬骨の位置が高いのです。
このお姉さんも輪郭綺麗。頬骨高い。
て言うか、かっこいいなあ。この人。
インスタで見つけたんだけど。
で、この2枚目のお姉さんの頬に注目してもらうとわかるように、頬骨の下に暗い色で影を入れるお化粧、シェーディングをしているのがはっきりわかります。
これ、アメリカ人がお化粧する時、結構みんなやってるんですよね。
私もこれするとかなり顔の雰囲気変わるってわかってから試してみるようになりましたが、顔がシュッとするのです。
つまり、みんながお化粧で一生懸命時間をかけてやっているのは、理想の顔、はやりの顔、に近づけるためですよね。
濃い色と薄い色を組み合わせていくと顔にこんなに立体感が出る!!
すごーい!!
途中経過はライオンキングだけど最終形態は骨格整形級!!!!!!
てゆうか最初の面影すらない!!笑
(まあ、アングル変えてるのはずるいな、とも思うけど、それでもすごいです。)
アメリカ来てから、人種の骨格の研究(みて違いを考えるだけ)をするのが私の一つの趣味。色々な国の出身であろう人たちの頭の骨の形を舐め回すように見ています。
ええ、ええ、変態じゃないですよ、頭頸部の専門家(歯科医師)ですからね、おかしい話じゃないですってば。笑
そんなこんなで、今日帰ったら骨格整形メイクしてみようかな。
そうそう、私のやっている口腔顔面痛の分野で気をつけなければならないこと。
整形美人の多いLAはほっぺに色々入れている人も少なくない、と言う事実。
指導医の患者さんで、ほっぺの筋肉に注射をしたら、中に入れているものに当たってしまって…と言う話を聞きました。
注射する前には、怪しげな人には確認する必要がありますね^^;
ではでは、
Have a great day!!!