Dr. Chloeのロサンゼルスに恋をして。第二章

歯科医師としてロサンゼルス滞在中。生活の中でポロリと出た独り言を呟きます。

二段階ホームシック

こんにちは!

 

ホームシックです。

今週末のファザーズデーでついに渡米して一年が経っちゃうんですねー!はやー!!

 

ホームシック、今回は人恋しいホームシックです。

この時のホームシックとは違う。

 

 http://www.losangels.link/entry/2017/01/13/104820

 

仕方ないので、槇原さんの、

"遠く遠く" 

を歌いながら、鼻水すすってるけど、もうちょい頑張ります。

 

ということで、

今日は前の記事も含めて、この一年の心の変化を振り返ってみます。

 

前の記事で書いたように、最初の半年から9ヶ月目くらいは、ホームシックはホームシックでも、もっとわかりやすくいうなら”自分シック”

 

これ、ホームシックの第一段階。

 

 

今まで日本で過ごしてた時の自分でいられないため、日本にいた時の自分に戻りたくなる病気です。

これは結構辛い。自分が自分でいられなくなる感覚。

 

この理由は大きく3つ

 

1. 言葉の壁

やはり最初は言葉の壁。

言いたいことを全部言い切れない。

頭の中ではスッキリ整理されているアイディアを言葉に発すると単純なアイディアにしか外に流れ出てくれない。

ロジックが薄くなる。

 

 

2. 人間関係

1の理由やあり、ネイティヴと比べるとどうしてもなにをするにも一歩後ろに立ってしまう感覚。ほぼ全員が英語ネイティヴの同期の中で、一人だけ明らか外国人立ち位置の自分、周りからもそうみられてることの自覚。

みんなやたら優しいし、完全に小さい子供的ポジション。

うぅ、みんなありがとう...

しかし、悔しい。

 

 

3. 仕事の効率低下

常識を知らない。

例えば、簡単なところで言えば日付の書き方も順番が違えば、手紙の出し方、患者さんを他のドクターに送る時のやり方、もはや、1つ1つ常識と思っていることが違ったりするので、いちいち確認作業が必要。

確認しても失敗する。日本だと本当に3分で終わる仕事が3時間かかる。

知らないことを調べるのにも時間がかかる。

 

 

もー、そんなこんなで、日本ではぜんっぜん苦労を感じなかったことがいちいち難しくて、効率悪くて、自分がほんっと小さい子供のように感じて、周りに引け目を感じて。

日本だったらこんなこと一瞬で終わってむしろ他の人の仕事も手伝えるわ!ってことにめちゃくちゃな時間がかかる。

 

あー、今までこれくらいのことならサラッと終わらせられてたのに!日本に帰りたい!

日本にいる自分が恋しい!!

 

という思考回路に達するわけです。

 

 

で、時が経つにつれて、これらの1〜3は解決してくるものなんですよね。

ある程度、出来ない自分に慣れてくること、慣れない環境が慣れた環境になること、そして、できることが増えてくること。

 

 

そういう状態になって初めて、次の段階のホームシックが訪れました。

やっと第二段階。

 

家族、友達に会いたい。

 

 

普通のホームシックです。

 

やっぱり人間自分本位ですね。

自分のことでアップアップしてるからは、日本で生きてる自分が恋しい、でその他周りの人はその次だったんですよ。

 

それが落ち着いて、やっと寂しい、という心境に至った。

いっぱいいっぱいの時は寂しがる余裕なんでないんです(^_^;)

 

 

 

ということで、ホームシック第二段階を迎えてしばらく経つ今、自分では成長の証だと認識しております。

 

 

あー、本当にみんなが恋しいよー

 

 

でーは

HAve a great day!!