Dr. Chloeのロサンゼルスに恋をして。第二章

歯科医師としてロサンゼルス滞在中。生活の中でポロリと出た独り言を呟きます。

アメリカの薬

こんにちは!

 

今日はアメリカのお薬事情について。

以前、薬のことについては少し触れましたけど、今日は別の視点から。

www.losangels.link

 

 

結構日本とは違うんですよね。

 

まずは処方薬から行って見まーす。

処方薬、病院から処方箋をもらわないと買えない薬です。

 

前から、ドクターハウスをみて、あれは一体なんだ??と思っていました。錠剤の薬のパッケージがあまりにも違うから。

 

日本だと、こんなん。

 

f:id:azu-ryugaku:20170604102524j:image

 

よく見慣れた感じですよね。

 

シートに入ってて、パキッて取り出すタイプ。

 

アメリカでは錠剤は、こんな感じのに入って来ます。

 

f:id:azu-ryugaku:20170604102703j:image

 

最初、自分が処方したはずの薬を患者さんが持って来た時に、

え、これなに?

みたいな反応してしまい、患者さんも

 

いや、お前が処方した薬やろ。

みたいな。

 

だって、あまりにも想像していたものと違ったので。

 

ドクターハウスでは、あの病院ではこんなパッケージを使っているんだな、と私の認識でしたが、これはアメリカの薬の典型的なパッケージだったんですね。びっくり。

 

ボトルのメリットはもちろんコスト削減でしょう。個包装より安くつく。

 

そして、アメリカの処方箋にはリフィル、というドクター記載欄があり、リフィル1とかにしておくと、同じ量をまた患者さんが薬局で受け取ることができるのです。
日本では、処方箋は一度きりだし、期限も短いよね。発行日から4日だったかな?

アメリカは6ヶ月から12ヶ月だそう。

 

 

もう1つ、びっくりしたのは、処方を電話で出来ること。ドクターが薬局に電話して、この薬この人に出してー!ってお願いすると、出してくれるんですね。日本では、基本的にはしないですよね。何度かこちらで患者さんに、薬局に直接電話してもらってもいいですか?って頼まれたことあります。お年寄りの方とかに。無くしちゃうと困るから、と。

 

 

 

一方この日本で見慣れているシート、これは、PTP包装(Press-Through-Package)と呼ばれるものなんですね。

 

メリットは、湿気や紫外線から薬を守ることが出来る。それに、見やすい。色や形がすぐわかるから、なんの薬なのか分かりやすい。


でも、パッケージごと飲んじゃう子供やお年寄りがいることがデメリットですね。

 

前に、製薬会社の友達に教えてもらったのですが、このシートって、実は平らじゃないですよね。少しカーブを帯びている。このカーブをどれくらいにすると強度があがるか、とかを研究する部署があったりするらしいです。

 

 

 

次にOTC (over the counter)、いわゆる薬局で買える類の薬、日本より幅が広い気がします。

 

一番驚いたのは、普通にアフターピル(緊急避妊薬)が買えること。

日本では、病院に行かないともらえない類の薬です。自由にこれが買えるのって、賛否両論な気がします。が、事件が多いアメリカでは服薬時間に制限 (72時間以内) がある薬を、処方薬としてしか売ってない日本が信じられないようです。

 

 

他の国の薬事情はどんなんなのかなー??

 

 

ではでは

皆さん、Have a good day!!