Dr. Chloeのロサンゼルスに恋をして。第二章

歯科医師としてロサンゼルス滞在中。生活の中でポロリと出た独り言を呟きます。

英語への潜在的苦手意識埋め込み型教育。

こんにちはー!

 

現在サンフランシスコの学会に参加しております。学会とは、公的に旅行できる素晴らしいお勉強会ですね!

今回の学会は一年で一番大きい、歯科医学系の研究者が世界中から集まる学会です。大学関係者が多いかな??

発表者だけでも約6000人。

ひょえー

 

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この学会への参加は実は2回目なのですが、前回のボストンの時もでしたが、日本からの参加者はとーっても多いと、感じました。

 

そこで、不思議だなーと思うのが、日本人の英語への姿勢です。

 

国際学会に来ているのに、英語アレルギーをアピールする日本人がとても多いのです。

 

"私は英語話せないから"

 

"英語で質問来たら困るなぁ"

 

と。

 

しかし、実際に英語を話せないのか?というと、そんなことないのです。

留学経験があったり、普段論文をバリバリ英語で読み書きしている人たちでも、そのようにいうのです。

話せてるじゃん、今話してたじゃん!

なんでわざわざそんなこと言うの?!

 

 

この現象はいったいなぜなのか??

 

1. 日本人が求める英語のレベルが高いから

英語スピーカーの前で完璧に話せないのが恥ずかしい。伝わらなかったら恥ずかしい。と思ってしまうから。日本では、英語の文法教育がメインなので、間違えた文法で作った文章は"ダメ"なものとされてしまうんですね。

 

英語を始めた頃から植え付けられている、完璧な英語を求める意識、が存在するように感じます。

他国の人達なんて、文法めちゃくちゃで全然文章になってないこともありますが、コミュニケーションは簡単に成り立っています。

それでいいのに、と私は思います。

 

 

2. 発音コンプレックス

英語と日本語の音って全く違います。なので、練習なしで発音できない音があるのは当たり前。

そもそも、日本の読み書き中心の教育では、本物の音を聞いたことがない単語だってたくさんあります。

 

そして、せっかく発した言葉も聞き返されて、結果心折れる。

 

また、発音がいいと、いじられる。あいつ。うぜー、欧米化か!って。

 

子供の頃、私もっと発音キレイだった。

それが失われ始めたのは小学校の頃。

 

そのきっかけは小学校の頃は、先生が三角はトライアングル、と言いますよ、と教えたことに対して、

 

"先生、三角はトライアングルじゃなくてtriangleですよ"

って、何の疑問もなく、黒板に書かれた1+2=4になっていることを発見した時のような純粋な気持ちで言ったとき、クラスのみんなに笑われたことです。

 

先生にすら、苦笑いをされて、その時に、あぁ、これは言っちゃいけなかったんだ、と学びました。

 

小さい頃から英語に触れていた私には、英語で三角はtriangleであり、トライアングルではなかったのです。カタカナが入る前に英単語が入っていた頃。

リンゴを見せられて、バナナと言え、と言われた気分。

バナナじゃないよ、リンゴだよって先生に教えたら、みんなに笑われる。

 

そして中学になる頃は、英語の授業で当てられても、カタカナ英語で答える習慣がつく。そして、発音よくわかんなくなる。

 

それが私の周りの教育現場でした。

 

何となく、文法はしっかり出来なきゃいけないのに、

発音はカタカナでオーケー。

 

という、"英会話"をする上では致命的な法則が生まれるのです。

 

 

結果、英語ができない!思考、

英語アレルギー!の誕生。

 

今の義務教育現場の現状は知りません。

きっと、私が子供だった時よりはもっとずっとまともになっていることでしょう。

 

 日本人の英語へのポテンシャル、絶対高いのに。(文法力とかさ。文法力は基礎力でしょ。)勿体無いよね。

他の国の人たち、学会会場で会ったりすると本当にテキトーに話してコミュニケーションとってる人たくさんいるのに。母国語じゃないんだから、それでいいでしょ。

 

 

私ももっと英語やらないとな。

言葉の勉強って本当楽しい。

こんなに実用性のある勉強は他にないよね。

 

 

そんなこんなでなんかまとまりのない文章になっちゃったけど、

今日はこの辺で。

 

おまけ

サンフランシスコで見つけたChloe のワイン♡笑

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みなさん

Have a good day!!