日本の手作り弁当ってすごいよね
こんにちは
今日はなんとなく、昔作ってもらったお弁当のことを思い出しました。
幼稚園の頃、母親が朝四時半に起きてキャラ弁作ってくれたなーって。
今考えると、子供にとってはキャラ弁作りの大変さなんて全くわからないし、親の自己満足なのかもしれませんが、その大変さをわかるようになるこの歳になると、ああ、愛されていたな、ありがたかったな、と感じます。
カナダのバンクーバーに1人でホームステイしたのは10歳の頃。
ホストマザーが学校に行くためにお弁当を作ってくれたのですが、毎日だいたい同じメニューなんですよね。
りんごまるまる、サンドイッチ、ジュース。
それが茶色の紙袋に入っている。
最初は、これ、お弁当ね。と言われた時に、
「……?」
と子供ながらに疑問に思いました。これ、お弁当??と。
でも、彼女はすごく私の面倒をよく見てくれていて、サンドイッチの中身も毎日何がいいか選択肢をくれました。決してテキトーにあしらわれていたわけではないことはわかっていたため、もちろん文句は言いませんでしたが、なんとなく、自分の母親に会いたくてホームシックになったのを覚えています。
その時、泣くほどホームシックになった、とか、もう嫌だ!帰りたい!!とか思ったわけではないのですが、今でもなんとなく茶色の紙袋を見ると、あのお弁当を思い出してなんとなく切ない気持ちになります。笑
しかし、学校(現地校)に行くともちろん周りも同じようなものを食べている。
茶色い紙袋からりんごやバナナを出してもしゃもしゃ。
なんだ、こういうもんなのね、とすぐに疑問は吹っ飛んだのを覚えています。子供って本当適応早いですよね。
そしてアメリカの子供達のお弁当、不思議に思うのはお菓子を持って行くこと。
サンドイッチ、野菜(生野菜)、そして袋に入れた少しのお菓子。いわゆるスナック的なもの。
日本人の小学生が学校にお菓子なんて持って行ったら、すぐ友達から先生にチクられて…という様子が浮かんできますよね。
今まで、いろいろな国のお弁当を見ました。
アメリカ、インド、コスタリカ、イラン、中国、韓国、メキシコ…
でも、日本人のような色合いを考えて…というようなお弁当は見たことないかな。
雑な私が大学時代に作るお弁当はいつも白いご飯の上に焼いた鮭、どん。別のタッパーに生野菜。終わり。みたいなもので、妹が友達に、お姉ちゃんが作る日のお弁当ってすぐお姉ちゃん作だってわかるね、と言われた、と言われたようです。
それもそのはず、周りはみんなもっと赤や黄色、緑、など色が綺麗で鮮やかなお弁当を持ってきますもんね。
お腹いっぱいになればいいだろ、的な、私のお弁当は目立ってしまったようです。ごめんよ…。
アメリカなら目立たないんだけどね…。ってアメリカに来る前の話なのですが。
また、高校の時は下宿をしていたため、何度かりんごをまるごと持って行ったことがあります。
別にカナダのホストマザーを思い出して…とかではなく、単純にりんごが食べたかったから。そこにりんごがあったから。
初日、教室で丸かじりをしていると、友人に「えっ…?」という顔で見られたため、次の日は、りんごとナイフを持って行きました。
小型のフルーツナイフ。教室で皮を剥いて食べる。
友人からの反応は昨日よりも大きく、
「ええっ……?」と。
三日目からは誰も何も言わなくなりました。
はい、子供は適応が早いのです。笑
まあ、なので、そこまで食に対する執着がない私は、欧米スタイルのお弁当でもなんら問題はないのですが(栄養素さえ取れて入れば)、自分が全くできる気がしない、日本のお母さんたちの苦労ってすごいな、ありがたいな、とふと思い出したのでした。
ではみなさん、
Have a nice day!!