日本語ってすごくハイコンテクスト。
こんにちは!
最近、私の文章生活最後の手段であったブログからも遠ざかってしまったせいか、文章を書くことがすごく下手くそになっている。
前はさらっとかけたような言葉が全く出てこない。
自分で書いた文章を読み直して、我ながら国語力の低さにガックリする。
小さい頃は毎日日記を書いたり、音読したり、日本語を鍛える訓練をあんなにさせられていたのに、大人になると全く文章を書かなくなる。
最後に作文の宿題をしたのはいつの頃だったかな。
作文は好きだった。
上手にかけたと先生にいつも褒めてもらえたから。
今じゃ、人前で文章を書くことが怖い。
パソコンを使う毎日で漢字も書けないし。読めるのに。
最近、友達に手紙を書こうとして、この一ヶ月で2回も諦めた。
酔っ払って、いい気持ちで書き始めるのに、途中で筆がぴたりと止まってしまう。
書けない。
まずは漢字が書けないことに悲しくなり、まとまりのない文章になっていることに気づいてもっと悲しくなる。
日本語って簡単で難しい。
日本語って遊びが大きい。
グレーゾーンが大きい。
小学校の時に行間を読めって国語の授業でよく言われたけど、日本語自体がそういう作りになっている。
例えば、
「昨日の夕飯にトリを食べたんだ」
この文章を聞いて、その辺にいる鳥をむしゃむしゃ貪り食べたのかと思う人はどれくらいいるかな。
文章の意味をそのまま受け取ったらそうなるけど、実際、鶏肉を食べたんだなってことを容易に想像するよね。
そしてこの日本語が間違っている、と指摘する人も少ないだろう。
親切ではないけど、間違ってもいない。
でも、この文章だけからは正確にどちらか判断できないよね。
もしかしたら本当にその辺にいる鳥をむしゃむしゃ貪り食べたのかもしれないし。
だから、日本語を発するのは簡単。
でも読み取るのは難しい。
英語はその辺もっとしっかり定義するよね。
I ate chickenって言ったら鶏肉を食べたことになる。
鳥を貪り食った意味にはならない。そういう意味にしたいなら、
I ate a chicken (受験英語的に言うと、chickenを可算名詞として扱う)になる。そう考えると日本語に存在しない冠詞の存在だけでも英語って丁寧な言語だよね (あんまりうまく使えないけど…。涙)文章の中でその名詞の外殻や概念をわざわざ教えてくれる。
日本語ってすごくハイコンテクスト(言葉そのものよりも、文脈や背景、言外の意味を重視する姿勢を指す)な言葉って言われている。
それって、相手を眼の前にして話をするときはいいけれど、その言語を顔の見えない相手に文章だけで伝えるためには、会話文と同時じゃ伝わらないってことだよね。
会話力と文章力ってそういう意味では全く別の力が必要なんだろうな。
さて、またブログたまには書きますか。
書く能力の向上のために。
ではでは皆さま
Have a wonderful day!