NBDE part1 まだ受けていない人へ
こんにちは。
みなさん、お元気ですか。
今日は米国歯科留学、国家試験関連の記事です。
専門医プログラムに応募するのに、なかなかハードルが高くなる理由の一つが、アメリカの国家試験の筆記パートを合格して置かなければいけないこと。
NBDE(National Board of Dental Examination)は基礎科目のパート1と臨床科目のパート2に分かれます。(2020・4・16現在)
で、今後INBDEというパート1とパート2を統合したものに移行していきます。
いつから移行するのかというと、
こういうタイムラインが出ていて。
で、July31でパート1が終わりってことになっていました。
これは、アメリカの歯学部を出た人のタイムラインであって、実は私たち外国人のタイムラインは5月いっぱいだったんですよ。
だがしかし、このコロナ騒ぎ。
結局最後のチャンスにかけていた外国人の歯科医師たちが試験を受けられないー!
ってことになってしまい、なんと5か月伸びて、今年の10月までに受けられるようになったみたいです。
おおおおーーー!!!
これ、受けようか受けまいか悩んでいた人は、受けた方がいいです!
なぜかというと、統合バージョンは勉強範囲がひろーーーーーーい!!
日本の国試だってそうだったじゃないか、と思うかもしれませんが、学生の頃、とりあえず勉強だけしていればよかったあの頃に比べると、
社会人の今、勉強の時間がなかなか取れない、記憶力・集中力の低下、により勉強の大変さが比べ物になりません。
まじで。いや、まじで。
自分こんなに頭悪かったっけな、ってなんども泣きそうになりながら勉強しましたもん。
なので、少しでも勉強範囲が狭い方が、一気に暗記することが減らせる上に、勉強の計画も立てやすい。
さらに、新しい試験はまだ誰も受けていないので、対策のしようがないのですが、旧試験はいくらでも過去問があります。
はっきり言って、過去問、普通にそのまま出ます。
過去問やりまくるだけでもかなり戦えるところまで行けるくらい点数取れます(それだけで受かるのは厳しいかもだけど)
そういう意味でも受けられるうちにパート1受けといた方がいいです。
で、あとでゆっくりパート2受ければいい。
タイムラインでわかるように、パート2はまだまだ先までやっているので。
また、INBDEの方が簡単なんじゃない、っていう人の声もたくさん聞きます。
これは、どうなのかな。まだ誰も受けてない試験なので、なんとも言えませんが、臨床問題に傾向が偏り、基礎問題がへるであろうと予想すると、簡単になるでしょっていう意見も納得ですが、現在のパート1の合格率、90数パーセントです。
まあ、普通に考えて、簡単になるってあんまり考え難い気がする。これより簡単にしちゃったら、みんな受かっちゃうじゃん。
何より私は、自分がパート1に苦労した分、合わせて臨床の範囲も全部一気に勉強するとか辛すぎるわ。っていうのが勉強一本に絞れない環境で対策して受験した感想です。
ということで、どうしようかな、って考えていたかたは受けてみてくださいね!
あ、ちなみにグアムで受けるのがおすすめです。
8時間ぶっ続け試験を、アメリカ本土で昼夜逆転時間に翻弄されて、時差ボケで受けるのは辛すぎますので。
さて、どこから勉強始めればいいの、っていうかたには、これがおすすめ。
これは、辞書的な感じで使いました。かなり簡単に全範囲を網羅している。
これが完全に覚えられればいいけど、これだけじゃこれを全て理解するのは難しいので他のもので補充する、そんなイメージで勉強しました。
ちなみに、サイドノートみたいな感じでこのテキストに合わせた問題集もあります。
こういうの。これはおすすめしません。買ったけどほとんど使わなかった。
これやるより過去問やった方がいい。
表紙が似ているので、買うときは間違えないで買ってね。
で、このテキストを補充するのに、デンタルデックスというものがあります。
これは300ドルくらい。結構高いですね。
私はこれは買わずに以前紹介したフェイスブックページからPDFダウンロードして使いました。ただです。
上でリンクをはったfirst aidは、値段も安い上に書き込みたい派の私はかなり使いました。
このデンタルデックス(DD)とファーストエイドを終えると、いわゆる日本で言う実践一周したぜ、的な感覚だと思います。
と言うくらいかなりの人が使うテキストです。
受かった人でこのどちらもやってない人はほぼ100パーセントいないでしょう。(タブンネ)
数年前もパート1についての記事を書いたのですが、これが最新版、そして自分が合格した後に書いている記事なので、こちらを信用してください。
ではでは、みなさん
ごきげんよう!
Have a wonderful day!