医療界の裏側ー日米比較
こんにちは
東京医大入学試験で女子受験生が減点されていたニュースを受けて。
東京医大女子減点に垣間見える医療界の問題点(榎木英介) - 個人 - Yahoo!ニュース
これは少し考えさせられるニュースでした。
もちろん、同じ女性として努力が正当な評価をしてもらえないのは、むかつきますが、なんというか男性を欲してる社会だよなーっていうことに納得。
医者不足と言われる昨今、欲しいのは若くて長く働ける労働力。
子供を産みたい、産んだら休職、もしくは結婚したらやめる、
なんて考えている女性はもちろん多いでしょう。
女性の人生プランとして当たり前に目の前に置かれる選択だと思います。
でも、医療の世界、特に大学病院ではそんな考えが最初からある人材は扱いにくい、とみなされるよう。
医局に入局して1年目からオペができる人なんていない。
時間と手間をかけて育てた医者が途中でいなくなるのは、損失なのだろう。
全く逆のことが歯学部で言われてたことがあって。
歯科医師過剰なので、同じ点数なら女性が取られる、そのうち仕事やめるからちょうどいいでしょ、という話。
嘘か誠か、個人で調べることはできませんが。
アメリカの医療系学部の男女比は…
カリフォルニアはジャスト半々。
そんな気がしてた。
その他もだいたい半々ですね。
若干田舎ーな地域に行くと男性の比率の方が高い傾向にあるような気がします。
日本は…?
厚生労働省から出している
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000069214.pdf
から画像を頂戴すると…
日本の医者、女性すくなっ!!!
学部の学生も医学部は私立か国立か、関東か地方か、にもよりますが、ざっくり3分の1ほどが女性でしょう。
アメリカも30パーくらいになっている。
のは日本もアメリカも、現代になって女性の医者が増加してるんだろうなー。
さて、医療界以外ではどうなのでしょう。
日本では昔は終身雇用。
一度勤めた会社に一生献身します!
みたいな世の中だったのが、最近転職する人がどんどん増えてきています。
そしてそれが認められる時代になってきている。
ひと昔前ならば、それは裏切りとみなされたよう。
せっかく育ててやった恩を忘れるのか、と。
結局医療界はきっとまだこの状態なんですよね。
結婚も出産も転職も個人の人生のステージの選択。
それを後押しできない古い考え。
出て行くものがいるなら、受け入れをすればいい。
いい人材が後から入ってくる魅力的な医局を作ればいい。
アメリカの方がまだこの考え方に近いですね。
と言っても、アメリカですら医療関係は優秀な人、というよりコネが強いので自大学出身、知り合い伝て、を可愛がることが多いのですが。
ええ、そうなの?
と思った方。
そうです。
アメリカ医療社会はコネの世界です。
完全アメリカ人が有利ですね。世界の反対側からひょっこり現れ、いきなり戦える外国人は相当自分の国で力と実績を積んできた方でしょう。
実績や知り合いのいない外国人はレジデントのポジションでもなんでも、数年かけてボランティアだったり、見学だったりなんかをして顔を覚えてもらってからどうにかなる、パターンが多いようです。
就職先もだいたい知り合いの知り合い、なんかで決まったりすることが多いようですね。
日本もそうだけど。
少し話がずれたけど…
今日はすこーしつぶやきのような記事を書かせてもらいました。
ではではみなさん,
Have a wonderful day!